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不登校の昼夜逆転は直すべき?回復のサインと親ができる3つの支援

昼夜逆転 不登校 不登校

「夜中までゲームをして、お昼過ぎに起きてくる……」 「このまま昼夜逆転が続いたら、社会復帰できなくなるのでは?」

不登校のお子さんを持つ保護者の方にとって、昼夜逆転はもっとも頭を悩ませる問題の一つかもしれません。しかし、結論からお伝えすると、不登校初期の昼夜逆転は無理に直そうとしなくて大丈夫です。

この記事では、昼夜逆転が起こる本当の理由と、回復へのステップ、そして「家から出なくても出席扱いにできる方法」について分かりやすく解説します。

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hiro

サッカーを通して順風満帆だった学生時代。大手総合メーカーに入社しキャリアアップも順調でしたが急に会社に行けなくなりました。診断名は適応障害。病気を受け入れることが出来ず、悪化させ休職、退職、転職の繰り返し。そんな私ですが今は自分としては幸せです。カウンセラーとしても活動中。大人だけでなく子供の悩み、そして保護者の悩みに寄り添えるサイトを目指しています。

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不登校の昼夜逆転は「悪」ではない?回復への第一歩と捉えよう

昼夜逆転を「単なる怠け」と感じてしまうかもしれませんが、実はそうではありません。お子さんの心の中では、今まさに「修復作業」が行われています。

なぜ昼夜逆転するのか?心のエネルギーと休息の関係

不登校になるお子さんは、学校という場所で心身のエネルギーを使い果たしています。

心のガソリンが切れた状態:何もする気力が起きず、ただ横になっているだけで精一杯。

「動けない」を守るための睡眠:脳が「これ以上傷つかないように」と、活動を停止させている状態です。

「怠け」ではなく「自己防衛」|罪悪感との戦い

夜になると元気になるのは、「みんなが活動している昼間に、学校に行っていない自分」を直視しなくて済むからです。

夜は「学校に行け」と言われる心配もなく、誰とも比べられずに済む唯一の安心できる時間。昼夜逆転は、お子さんが自分自身の心を守るための「避難シェルター」なのです。

昼夜逆転が「回復期」である3つのサイン

以下の様子が見られたら、それは心がエネルギーを貯め始めている証拠です。

回復のサイン内容
表情が柔らかくなる険しい表情や暗い表情が減り、たまに笑顔が見える。
好きなことを話し始めるゲームの内容やYouTubeの話など、自分の興味を口にする。
食事をしっかり摂る食べる意欲が出てくるのは、生命エネルギーが戻っている証拠。

まずは「今は心を休ませる大切な時期なんだ」と親御さん自身が自分に言い聞かせ、焦りのブレーキを踏んでみましょう。

なぜ起きる?不登校と昼夜逆転の主な原因

原因を客観的に知ることで、イライラや不安を軽減できます。

心理的要因:学校への不安、対人ストレス、現実逃避

学校でのトラブルや成績不振、先生との関係など、学校を思い出すだけで心臓がバクバクしてしまう子もいます。夜の静寂は、そうしたストレスから物理的に距離を置ける唯一の手段です。

身体的要因:起立性調節障害(OD)と自律神経の乱れ

「朝、どうしても起きられない」場合、根性ではなく自律神経の病気(起立性調節障害)の可能性があります。

特徴:午前中に血圧が上がらず、立ちくらみや頭痛がする。午後から夜にかけて体調が良くなる。

対応:この場合、無理に起こすと症状が悪化します。医療機関への相談も検討しましょう。

環境的要因:ゲーム・スマホ・ネット依存のメカニズム

夜はネット上の友だちが集まりやすく、承認欲求(認められたい気持ち)が満たされやすい時間帯です。現実世界で傷ついた心を、オンラインの繋がりで癒やしている側面があります。

【親の対応】逆効果になるNG行動と効果的な接し方

親御さんの焦りからくる行動が、逆に昼夜逆転を長期化させてしまうことがあります。

やってはいけないNG行動

  1. 無理やりカーテンを開けて起こす
    • 脳が覚醒していない状態で刺激を与えると、強い拒絶反応を招きます。
  2. Wi-Fiを切る・ゲームを没収する
    • 唯一の居場所(逃げ場)を奪われた絶望感から、家庭内暴力や引きこもりの悪化に繋がるリスクがあります。
  3. 「いつまで寝てるの!」と責める
    • 本人が一番「自分はダメだ」と責めています。追い打ちは逆効果です。

親子関係を壊さない「距離感」の保ち方

「見守る」とは「放置」ではありません。「あなたがどんな生活リズムでも、あなたの価値は変わらない」というメッセージを、態度で示すことが重要です。

今日からできる「声かけ」テンプレート

否定をせず、現状を認める声かけを意識してみましょう。

  • 朝起きてきた時
    • 「おはよう。よく眠れた?(何時であっても否定しない)」
  • 夜更かししている時
    • 「夜は静かで落ち着くんだね」
  • 食事の時
    • 「ご飯できてるから、お腹空いたら食べてね」

今日は一つだけ、お子さんを否定する言葉を「そうなんだね」という共感の言葉に変えてみてください。

ゲーム・スマホとどう付き合う?禁止よりも大切な「ルール作り」

ゲームは不登校の子にとって、単なる遊びではなく「命綱」に近い役割を果たしていることがあります。

ゲームは唯一の「心の居場所」:ゲームの中では「活躍できる自分」になれます。

一方的な禁止のリスク:無理な制限は、親への不信感を強めるだけです。

【納得感のあるルール作り】

親が一方的に決めるのではなく、子供の言い分を聴く。

「1時間だけ」といった時間の制限より、「やること(お風呂、食事など)をやってから」という生活の質を重視する。

昼夜逆転の改善へ!無理なくできるスモールステップ

エネルギーが少しずつ溜まってきたら、以下の順番でアプローチしてみましょう。

STEP1:寝る時間ではなく「起きる時間」を固定する

夜早く寝かそうとするのは至難の業です。まずは「何時に寝てもいいけど、12時にはリビングに来よう」など、緩い起床時間を設定します。

STEP2:光と食事で体内時計をリセット

光:起きている時間に、ベランダで5分日光を浴びる。

食事:幸せホルモンの材料になる「トリプトファン(バナナ、納豆、卵など)」を意識して摂る。

STEP3:日中の「楽しい活動」を増やす

「外に出る」という高いハードルではなく、家の中で好きな料理をする、映画を観るなど、日中に動く動機(楽しみ)を少しずつ作ります。

昼夜逆転でも「出席扱い」に!オンライン学習の活用

「生活リズムが直らないと、勉強も遅れるし、進学もできない……」

そう思っていませんか?実は、今の生活スタイルのままでも「出席扱い」にできる制度があります。

学校に行けなくても学習・出席は可能?「出席扱い制度」

文部科学省は、不登校の児童生徒が自宅でICT(パソコンやタブレット)を使って学習した場合、一定の条件を満たせば「出席」と認める方針を出しています。

オンラインフリースクールやICT教材の選択肢

すららなどのICT教材:自分のペースで進められ、多くの学校で出席扱いの実績があります。

オンラインフリースクール:夜間に交流できる場所があるスクールや、動画視聴で学べるタイプもあります。

昼夜逆転のままでも将来(進学)につなげる方法

「出席扱い」になれば、内申点の確保に繋がります。これにより、全日制高校だけでなく、通信制高校や定時制高校など、お子さんのリズムに合わせた多様な進路が選択可能になります。

お住まいの地域の学校が「ICT活用による出席扱い」に対応しているか、一度調べてみる(またはg学校に聞いてみる)ことをおすすめします。

親だけで抱え込まないで。第三者の支援を頼ろう

不登校の悩みは、家族だけで解決しようとすると行き詰まってしまいます。

無料相談・支援機関

  • 教育支援センター(適応指導教室)
  • 児童相談所、精神保健福祉センター

オンラインコミュニティの力

同じ悩みを持つ保護者の体験談を知るだけで、「うちだけじゃない」と心が軽くなります。

保護者自身のメンタルケア

お子さんの状態に一喜一憂せず、親御さんが自分の時間を楽しみ、笑顔でいることが、結果としてお子さんの安心感に繋がります。

まとめ

昼夜逆転は、お子さんが一生懸命に心を癒やしている最中の出来事です。「直すべき問題」と捉えるのではなく、「今はそういう時期」と受け入れ、少しずつ外部の力(ICT学習や専門機関)を借りていきましょう。

まずは一歩、情報収集から。

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